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The“ART” of Putting second season 

R.J.B. MC-1

ベティナルディと言えばCNCのスペシャリストで、たしか親子2代にわたる技術者だったと思います。以前には軍事用の精密部品等も制作していた様で、そのかたわらに多くのデザイナー達から注文を受けて、パターを作っていたようです。例えばキャメロンの初期の作品群などもそうですが、特にクラシック1でのオーガスタの優勝(B.ランガー)が、彼がパター制作に大きくシフトしていくきっかけになったようです。

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MC-1はその彼が日本に本格的に進出する際のラインナップの中でも、フラッグシップモデルとして評価が高いモデルであり、シリーズ唯一のステンレスモデルでもあります。造形としては非常にオードソックスなフルミルドのアンサーのスタイルであり、やや長めのトップブレードのデザインはショートパットの方向性に優れた特性を発揮してくれそうです。ヘッド重量も330g程度でこれは33.5インチでC7~8程度の軽いバランス。ある意味使用を前提なら、王道でありゴールデンバランスかもしれません。(カットした場合。販売時は35インチでD2程度のバランス)

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Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZE

彼の最大の特徴は、このHONEY COMBOと呼ばれるフェースのミルディングにあります。これはボールとフェースとの接点を減らすことで、柔らかい打感を実現する為の工夫です。現在ではパターフェースの様々な加工は当たり前になりつつありますが、彼がこの考え方の魁といっても過言ではないはずです。異種金属や樹脂のインサートでは無く、素材で勝負しているこのパターは、やはり彼にとっても特別なものだったのかも知れません。柔らかではあるけれども芯があり、芯があるけれども柔らかい、という、とても距離感の掴み易いパターで、この加工の持つ驚異的な平面精度が、独特な美しい響きをもった打音で表現されて、一層パッティングが楽しくなります。
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by ganref | 2011-06-13 14:10 | R.J.Bettinardi | Comments(2)
Commented by taoten at 2011-06-14 00:50 x
ベティナルディのMC-1はとうとう手には入りませんでした。
キャメロンで言えばマスターチョイス的な存在でしょうか。
マスターチョイス自体もベティナルディが削り出してたかもしれませんね。
フェースのハニーカム模様の削りはひとつの衝撃でしたね!!
Commented by ganref at 2011-06-14 08:20
taotenさん
44マグナムなど、他に素晴らしいベティナルディのステンレス
パターをお持ちなので、MC-1は必須アイテムじゃないですね。
キャメロンとはまた一線を画す独特の質感が彼の魅力です。
ハニカムフェースは10年先を行っていましたね。キャメロンさんも
ようやくディープミルドとか言ってフェースの構造に目を向け始め
たようです。